きめ細かく、かつ統合的な制御によりクリーンな
ディーゼルエンジンの実現に貢献
当社のディーゼルエンジンECU(ECM)は、低燃費、低CO2、ハイパワーなどディーゼルエンジン本来の長所を一層高めるとともに、厳しさの増す排出ガス規制に適合するために開発されたディーゼルエンジン電子制御システムの中で最も重要な部品の一つです。
「コモンレール式燃料噴射システム」「排気ガス再循環(EGR)システム」および「排出ガス後処理システム」などに対し、きめ細かく、かつ統合的な制御を行い、クリーンなディーゼルエンジンの実現に大いに寄与しています。
ECMは、高性能32ビットRISCチップを搭載し、超高圧で燃料噴射が可能な「コモンレール式燃料噴射システム」の噴射時期や噴射量を、1000分の1秒単位できめ細かくコントロールし燃焼の最適化を図っています。
さらに、EGRバルブ、吸気スロットルなどの「EGRシステム」を精度よく制御することでNOxおよびPMなどの排出ガスを低減しています。また、ディーゼル微粒子フィルタなどの「排出ガス後処理システム」に対してもフィルタのPM低減機能を維持するために捕集したPMを再燃焼させ、フィルタを再生させる制御も行っています。
この他にも、車内LANとしてCAN通信を用い、当社製の車両制御装置やデータロガーとも連携することにより、運転性の向上を図るとともに、テレマティクスに対して積極的な情報提供を行っています。