PRESS RELEASE

2024年6月3日
株式会社トランストロン

電源不要のクラウド型位置情報・稼働状況
管理サービス
「ITP-GeoTracer」販売開始

トレーラーやシャーシ、コンテナ、建設機器など、電源が取れない対象物の現在位置・稼働状況を一括管理し、管理コスト削減を支援

株式会社トランストロン(本社:神奈川県横浜市、社長:林瑞泰、以下 TTI)は、2024年6月3日より、クラウド型位置情報・稼働状況管理サービス「ITP-GeoTracer」の販売を開始いたします。これまで管理が困難だったトレーラーやシャーシ、コンテナ、建設機器など、電源が取れない対象物を遠隔から一元的に管理できるサービスです。

物流業界において、「2024年問題」は最も深刻な課題の一つであり、労働力不足が大きな懸念事項となっています。「ITP-GeoTracer」はこの課題に対する新たな解決策として、効率的なリソース管理をサポートします。

背景

物流業界では、2024年問題に伴うトラック等のドライバー不足が深刻な問題となっています。この問題に対処するため、内航モーダルシフトが注目されています。内航モーダルシフトとは、トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換することで、トラック運転手の人手不足を緩和し、物流の効率化を図ることが期待されています。

しかし、物流を構成する要素であるトレーラーの対象物の位置や稼働状況を把握することは物流業界にとって大きな課題となっています。

本サービスでは、大がかりな装置やシステムを導入することなく、対象物の位置情報や稼働情報の把握・管理をサポートすることで、内航モーダルシフトへの転換を後押ししてまいります。

「ITP-GeoTracer」の特長

遠隔でトレーラー等の対象物の位置・軌跡・稼働・バッテリー情報等の確認管理が可能

電源不要、最大2年の長寿命バッテリー(注1)内蔵高性能GPS端末

強力マグネットで誰でも簡単に取付けが可能

みちびきのサブメータ級測位補強サービス(L1S)(注2)による高精度な位置情報測位を実現

IP69K(注3)の高い防水防塵性能

活用シーン

電源を持たない対象物※の位置情報の管理に
システム上でいつでも位置情報を確認でき、対象物を探す作業の削減や紛失・盗難の予防に役立ちます。
※例:コンテナ、シャーシ、農機具、発電機、建設機器、中古車

効率的な資産活用に
対象物のエリア別、営業所別の稼働状況を確認し、稼働率の低い対象物の有効活用が可能になります。

今後の取り組み

当社が提供する運行管理システムサービス「ITP-WebV3」は、導入企業6,500社以上、稼働台数23万台以上の実績を誇る、業界No.1のサービスです。(注4)

本製品の導入で、さらに運送業のDXを促進、データ分析・リソース最適化を通じてCO2排出量を削減し、カーボンニュートラルの実現に貢献します。

また、秘匿化した23万台の運行ビッグデータ(運行情報、走行蓄積データ)を活用することで、物流業界のさまざまな社会課題解決や、持続可能な社会・経営の実現を支援していきます。

当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

本件が貢献を目指す主なSDGs


商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1既定の通信頻度(10回/日)での当社測定値。お使いの環境によって変動する可能性があります。

注2日本の準天頂衛星システムであるみちびきを利用することで、サブメータ級測位補強を行い、誤差1mで測位を行うことが可能です。

注3国際保護規格で粉塵・スチームジェットの洗浄に対する保護力を示しています。

注4株式会社トランストロン調べ






プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。