二葉運送株式会社様(岩手県)では、トラック用ナビゲーションを搭載した富士通デジタコの最新モデルDTS-G1Dを導入されました。同社代表取締役 藤原氏に、トラック用ナビ搭載デジタコ導入の狙い、活用の様子をお伺いしました。
デジタコ導入は2005年とかなり早かったと伺っています。
藤原 そうですね。最初はアイドリングを防止して燃費を改善するつもりで。
確かに燃費も導入前と比べて5~10%ほど改善されたのですが、あれ?と思ったのが、何か月か後になって事故も激減していたことです。 走行記録が残ることで、ドライバー一人一人に意識づけられることが大きな要因でした。
2014年にクラウド型デジタコ(DTS-C1D)を導入されています。
藤原 デジタコとドラレコがもともと別だったのを、一緒にしました。リアルタイムでアラームが上がりますし、クラウドから動画を取得できるので月一回の安全研修でヒヤリハット画像を活用しています。SDカード記録型ではなかなかこうした活動は億劫になってしまいますよね。
それから、意外に便利だったのは、音声読み上げ機能。ドライバーに電話をかけることができませんから、緊急時に管理者がテキストでメッセージを送って、それをデジタコが読み上げてくれるのは本当に重宝しています。
そして2021年にナビ付きデジタコDTS-G1Dを導入されました。
藤原 ただのナビではないんですよね。パソコンで作った運行指示書をデジタコに飛ばし、指示書通りにナビゲートしてくれます。 我々のように、食品の配送をやっていると、1日の訪問件数が数十件に上ることもあるので、事前準備が本当に大変なんです。 これまではドライバーが自分で前日に、パソコンを使って場所を調べていました。 ところが、そうした手間が全部要らなくなった。今では地図検索用のパソコンを誰も使わなくなりました。
また、急な変更や荷主様からの引取り依頼があった時も、事務所からデジタコに行先変更や追加をかけることができるので、DTS-G1Dのナビがドライバーへ変更指示を出してくれます。我々のような地場の配送を行う会社がDTS-G1Dを導入するメリットは大きいと思います。
今後の展望をお聞かせください。
藤原 やはり、業界を働く人にとってより魅力的なものにしていきたいです。そのためには、生産性を構造的に改善していかなければなりませんが、一つのソリューションとして、共同配送があります。SDGsという観点からも、CO2の排出が削減できる共同配送はカギになります。当社はより共同配送を強化していきたいと考えています。
ありがとうございました。