中野運送株式会社様(愛知県)では、従業員の幸福を実現するために労務管理機能を重視しており、富士通デジタコ・労務管理オプションを導入しています。同社の代表取締役 中野氏に、労務管理の取り組みをお伺いしました。
昨年(2020年)に先代からトップを引き継がれました。
中野大学卒業後、都内の人材サービスのベンチャーで営業として働きました。その中で得たノウハウは、いま役立っているという実感があります。
例えば、働く環境としての弊社の魅力の伝え方などを工夫し、募集も100%ウェブに移行したところ、毎月一定数のドライバーの応募が来るようになりました。
引き継がれるにあたって、どのようなビジョンがありましたか。
中野少なくとも自動運転が一般化しない限り、荷物は人が運ぶわけです。運送業ほど、人間一人一人が大切な業界はない。
そう考えると、働いている人の幸せを追求しない限り、会社の成功もあり得ない。ワークライフバランスや健康状態まで、どのように従業員の幸福を実現するか。それが社長としての責務だと思いました。
富士通を選んだ理由は何でしょうか?
中野デジタコを導入するにあたって、労務管理機能を最重要視しました。他にも2社ほど検討する中で、労務管理機能が最も充実している富士通に即決しました。
改善基準告示関連と労働基準法の2系統の労働管理があるのですが、富士通はその両方に対応してくれます。ドライバーの適切な労働時間管理が会社としての幸福度に直結します。その大前提を富士通の労務管理が支えています。
実際使ってみて、アナタコチャート紙からエクセルに手作業でデータ化していたものがそのままエクセルのデータとして生成できますし、どうしても一定確率で発生してしまうもらい事故の際でも、デジタコと連携しているドラレコで、事務所から状況を確認できるので、ドライバーを守るツールになっています。
御社の今後の展望を教えてください。
中野コロナ後(インタビュー時:2021年6月)を見据え、ドライバーの採用、育成、若返りを図り、需要の回復に即座に対応できるよう体制を整えています。長期的には事業の水平的な多角化に取り組もうと思います。
現在当社の敷地内に倉庫の新設を進めており、運送に関わるほかの業務をワンストップで提供できるようにしていきたいです。もちろん、まだ運送業の社長業を引き継いで日が浅いので、地域の諸先輩方のお話を伺いながら、自分の理想の運送業を実現していきたいと思います。
ありがとうございました。