協和物流株式会社(岐阜県)はダンボール会社のグループ会社として中部地区に本拠を置いています。クラウドデジタコの導入と活用について、同社の代表取締役 高木氏にお伺いしました。
御社はダンボールメーカーのグループ会社としての強みを生かした、上流からの提案力に定評があります。
高木物流とダンボールは切っても切り離せない関係です。元々グループのダンボール製造部門の営業がお客様に合わせた梱包の方法を提案してきました。
ですが、お客様が本来必要なのはダンボールという“モノ”ではなく、自社の製品を運ぶという”コト”です。弊社はそれに気づき、梱包から輸送、保管に至るまで全体コストを最適化したご提案をしています。
グループとしての総合力がお客様への付加価値を生んでいるのですね。 経営者として特に気を付けている点はありますか?
高木 私は協和ダンボールの社長も兼ねているのですが、グループのトップとして全体の意見を調整することを心掛けています。お客様のために各部門がよりよく働けるよう、横ぐしを刺すのが最も大切な役目です。
昨年(2020年)からクラウドデジタコ DTS-D2A をご導入いただいています。
高木 これまで弊社はアナタコを利用してきましたが、クラウドデジタコを使ってみて本当に良かったと思っています。
第一にドライバーのストレスが軽減できる。アナタコではドライバーが帰ってくる度に日報を自分で記載する必要がありましたが、クラウドデジタコは自動的に作成されるので、ストレスフルな作業から解放されました。
また、チャート紙から転記する作業も膨大なものでしたが、それもそっくりそのままなくなり、人件費まで考えると、むしろ非常にコストダウン効果を感じられます。
地域特性として、山道が多く、事故や災害で通行止めが発生することもあのですが、車両の位置がリアルタイムで分かりますので、音声メッセージ機能を使って迂回ルートを各車両に指示して、時間のロスを最低限に減らしたりと、お客様へのメリットもあります。
最後に御社の今後の展望を教えて下さい。
デジタコをはじめ、お客様に関する情報が弊社にはたくさん蓄積されています。こうした情報を使って、お客様の物流をより多面的に支えていきたい。例えば、新しく倉庫を構え、保管・ピッキング・梱包・輸送を一括で請け負い、そこに蓄積された情報をプラスして、さらにより良い提案をしていく。そうした良きパートナーでありコンサルタントとして役立っていきたいと思います。
ありがとうございました。