株式会社丸野(長崎県)は九州一円を網羅する大正15年創業の老舗総合物流企業。完全無事故を目指す同社の取り組みに、富士通デジタコをご活用いただいています。同社の取り組みをお伺いしました。
御社の経営理念には、最初に「安全を最優先とする」という文言が掲げられています。
運送業にとって、安全に勝るものはないという考えです。
会社としてお客様の大事な荷物を預かり、ドライバーは地域社会の一員として公道で車を走らせ、私たち安全管理部はドライバーの命やそのご家族の生活に責任があります。それら一つ一つは、安全に車を走らせることが前提となっているため、私たちは安全のためにできることをすべて行っています。
とにかく、交通事故を一件でも減らすことが社会貢献につながると考えています。
安全の徹底がクラウドデジタコを導入したきっかけになるのでしょうか。
その通りです。これまで弊社ではカード式のデジタコを利用してきました。しかし、カード式では一日の運行が終わって、ドライバーがカードを取り出し、事務所のパソコンで読み込まない限り、その日一日どのような運転が行われたのか確認できません。
今回新しく導入した(2020年11月に導入)富士通のクラウドデジタコは、急ブレーキや急ハンドルが発生すると即座に我々のパソコンにアラームが上がります。アラームとともに前後15秒の動画が送られ、何が原因で急ブレーキが起きたのか、その結果、どんなことが起きたのかをリアルタイムで確認できます。
また、すべてのバック走行が安全管理部に通知されるように設定し、ドラレコ映像できちんとドライバーが降りて後ろを確認しているかをチェックしています。他社製バックモニタと連携して、動画を取得することもできますし、そうした柔軟性も富士通の強みだと思います。
音声メッセージ機能も活用されているとも伺いました。
事務所のパソコンから文字で打ち込むと、ドライバーに音声でメッセージを読み上げるので、スマホを使わないで済むため、重宝しています。
朝、全車一斉に安全スローガンを送信しておき、ドライバーがデジタコを立ち上げたときに、全ドライバー向けに音声メッセージが配信されるという使い方をしています。
最後に御社の今後の活動について教えてください。
安全に徹底的に取り組んできたので、地域にも交通安全で貢献したいと思っています。
近所の小学校の児童向けに弊社の社員による安全誘導を毎朝3年ほど続けています。小学生からお礼のお手紙もいただきました。これを励みに、より一層地域貢献に励んでいきたいと思います。
ありがとうございました。