大幸工業株式会社(大阪府)は、産業廃棄物の収集・運搬を中心に取り扱う運送事業者です。 今回は、常務取締役 浜野氏に、同社が導入したナビゲーション対応の富士通デジタコDTS-G1Dの活用についてお話を伺いました。
デジタコの導入は2021年10月と伺っています。
浜野 そうですね。保有している70台程の全部の車両に導入しました。問題だと思っていたのは、デジタコ・位置情報(GPS)・ドライブレコーダーをそれぞれ別々のシステムで管理していたことです。あとから確認したいことがあったときに、複数のシステムを見比べながら調べるというのは非常に手間でした。
タッチパネルを採用したDTS-G1Dを導入頂いています。
浜野 今までは、手書きの運転日報だったのでタッチパネルを採用したことでドライバーの負担が飛躍的に軽減されたと思います。 皆、すぐに操作を覚え使いこなし、日々の頑張りがわかりやすく電子日報に反映されることでモチベーションの向上にも繋がっているようです。
配車をする運行管理者にとっても、GPS機能を用いた現場の地点登録とナビゲーション機能を用い行先を明確に伝えられ、双方の業務効率も上がりました。
ドライブレコーダーも活用頂いているようです。
浜野 前後左右で4台カメラを付けています。周辺の状況確認に使う事もありますし、万一のときでも証拠として活用できますね。客観的な記録が残っているというのはやはり大きいと思います。
デジタコの導入で、どのようなメリットがあったのでしょうか。
浜野 デジタコ、GPS、ドラレコの情報を一つにまとめられたのが大きかったですね。
今までは別々のシステムを見ながら情報を突き合わせないと細かいことが分かりませんでした。クラウドデジタコでは運行開始からの状況がずっと追えますから、待機が長引いている事が分かれば荷主様に確認を取ることも出来ます。急な予定変更やお客様からの要望にも、柔軟に対応しやすくなりお客様からも喜ばれています。
今では、電子日報を見れば仕事の取組み方、休憩がとれているか、また運転の評価を通して個々の特性や運転の傾向を「公平に見える化」ができるので、社内教育、運転指導、残業時間の把握と原因追及もできますし、配車効率もあがっています。 また、デジタコ、GPS、ドラレコの情報が集約されていることで、データのアウトプットや分析がしやすくなり思った以上の業務効率化に繋がっています。
具体的に、どのくらい効率化ができたのでしょうか。
浜野 今は、デジタコでのボタン操作で日報を作るために必要な情報は全部記録されますし、クラウドデジタコの管理画面で必要な情報を全部確認出来ます。 今までは半日かかっていたのが、確認作業を含めても半分で済むようになりました。
ありがとうございました。